コンゴ  ウラ話

~急がばマワるしかないんかい!~


 現在ニヤンクンデから首都のキンシャサの間は内戦のため行き来をすることが不可能となっており、 ニヤンクンデからキンシャサへ出るためには、一度ウガンダへ出国、ケニヤを経由して行くのだそうです。この夏、石田師は在留許可の延長申請のため、キンシャサへパスポートを提出する必要があったのですが、このような理由で直接行く事ができず、上記のルートでキンシャサへ行く人へパスポートを託したとの事、しかし、日本の帰国予定日が近づいても、キンシャサからパスポートが返却されず、あちらこちらからつっついてもらって、やっとパスポートが返って来たものの、パスポートを見ると、必要な手続きはなされてなかったそうで・・・・(^^;; 日本人の私達にはとうてい想像できない実情ですね

 ちなみに、ニヤンクンデから車で2時間でブニヤという町に出ます。そこからさらに車でウガンダ国境の町へ行き、定期バスで半日かかってウガンダの首都カンパラへ・・・ さらに別の定期バスに乗って11時間、やっとケニヤの首都ナイロビに到着だそうですよ。 ニヤンクンデから丸二日の行程ですf^ ^;

もちろん飛行機を使う方法もあるのですが、ブニアからだと週一便しか飛んでいないのだそうです。

 これを聞いて、なぜ石田師が帰国予定日を確定して連絡をくれないのかが、わかりました(^-^) 彼女自身、予定を立てていても、こういった事情で、ナイロビで出て、日本行きの飛行機に乗れるのがいつになるか、わからないのですね(^_^;) 

 

~とってもオイリぃ!~


 現地の食生活について聞いてみました。 今は一日に一食だけ、夕飯を食べることがほとんどで、現地の人達はそれすら食べられない日もあるそうです。

 主食は《ウガリ》が中心ですが、季節によっては《さつまいもを味つけせずに煮たもの》《バナナを煮たもの》《さといもを煮たもの》《米》 などを食べることもあるそうです。

ウガリとはマニヨックという潅木の根を水にさらして、日に干し、臼でついて粉にしたものを熱湯で練ったもので、葛のようにベタベタとしているのだそうです。

 おかずは、いんげんをゆでたものやソンべという葉っぱを料理したもの。 ソンべはマニヨックの葉っぱを柔らかくたたいて、3時間煮て、ヤシ油でいためたもの、ということはこのマニヨックという潅木は葉も根も食べられる貴重な木なのですね(^-^)

 肉は?と聞くと、来客など特別な時には食べるのだそうで、食べる人の人数によって、小人数だと鶏、少し多いと山羊、大勢だと牛になるんですって!納得!(゚゚)(。。)(゚゚)(。。)ウンウン

どの肉も固いので、めちゃくちゃ長い時間茹でるらしいです。

また魚は近くの湖で取れたものを塩漬けにしたものや、冷凍、燻製などが手にはいるらしいですが、高価なので、現地の人はなかなか食べられないんだとか・・・・

調味料は塩、とうがらし、野生の生姜、ねぎの他にタイムやクミンなどのハーブも使うそうですし、土地で取れるミニトマトを煮てつくったトマトソースは肉や魚にかけて食べるらしいです。

あと驚いたのは、ピーナッツペーストのこと・・・・ ピーナッツを炒って、すりつぶしたものをいんげんにつけて食べるとちょうど日本の胡麻和えのような感覚になるそうですし、このペーストはスープでのばして、 ご飯にかけて食べたりもするとか!\(◎o◎)/! 一体どんな味になるんでしょうね(^_^;)

これらの食材は現地で取れるものですが、お米、砂糖、塩、油などはウガンダから輸入されたものをブニヤで買ってくると言っていました。

私が想像していたよりたくさんの調味料があり、バラエティーに富んだ味が味わえるのですね(*^.^*)

いくつかの料理の調理法を聞いたのですが、油を良く使うのに驚きました! だって、肉や冷凍の魚を茹でた後、油で揚げ、その揚げた油に調味料を入れて、ソースを作ってしまうんですもの(;^_^A アセアセ ってことは、揚げ油も全部食べてしまうってこと???(@.@)

石田師が以前現地の人2人と同居してた時、1ヶ月で20リットルの油を使ったと話してくれました。 これではカロリーオーバーになっちゃうんじゃないかと心配になったのですが、前述のように、一日一食くらいなので、その心配はないそうです。 


 

 

~時代はエコロジー~


 今現地の人達の現金収入は、豚を飼って外国人に売ったり、育てた野菜を市場で売ったりだそうです。 病院や、石田師のところの畑仕事を手伝って賃金を貰う人もいるそうですが・・・・・

移動手段としては、以前は車を持ってる人もいたのが、内戦で兵士達に軽トラックを取られてしまって、今残ってるのは大型トラックだけなので、ちょっと買い物に行ったり、ブニヤへ行くには、時速も遅く使えないのだそうですf^ ^;

 それで、もっぱら自転車が大活躍とか\(^o^)/ でこぼこ道をものともせず、あちらこちらへ手軽に移動でき、川や穴だらけの道は担いでいってしまうんですって(^_^ゝ

ちなみに、自転車はウガンダから中国製のものが入って来てて、値段は80ドルから120ドルくらいだそうですが、これって現地の物価からしたら、めっちゃ高いものですよね(^-^;) 


 

 

~AIDS~


 ニヤンクンデの病院では、今現在、マラリア、栄養失調、癌の患者さんが多いそうです。 そして、2年くらい前から増えてきたのがAIDSだそうで、ウガンダ兵にはエイズポジティブが非常に多いのことでした。 これはもちろん、ウガンダ兵から現地の人へうつされたといういう意味ではありません!

もともと、あのあたりでは性に対して日本よりおおらかな考え方があるという背景に加え、AIDSに関する知識がほとんどなく、認識も非常に低いため、Stop AIDSの啓蒙がなされにくかったとのことです。

 そして、私が一番ショックを受けた石田師の話しは、AIDSの怖さを話すと、現地の若者は口をそろえて、「AIDSだったら、自分が感染したとわかってから、死ぬまで猶予があるから、まだいいじゃないか。 コレラなどの病気はかかって、あっという間に死んでしまうんだから、そっちのほうが余程怖い!」と言ったということでした。

 コレラなどの病気が身近ではない私達日本人にとっては、AIDSの怖さは相当のものですが、日常的に、命を脅かす病気にかこまれている彼らにとっては、AIDSは、まだ死ぬまでに猶予があるから、ましだと思ってしまうのですね。

 それでも、少しずつ啓蒙が進んできており、自分の心がけ次第で、かなり防げる病気であることが浸透してきているようです。

 各地の病院でも、注射針からの感染を防ぐため、使い捨ての針を使うようになりつつあるとのことでした。 


 

 

~怪我の理由はなんですか?~


 あれはたしか10数年前、石田師が報告のために一時帰国していた時、一緒にご飯を食べながら、現地の暮らしなどについて、話していた時のこと、 以前奉仕していたルワングーバの病院について話していて、「ところで、病院の外科外来に来る患者さんは、どんな怪我でくるの?まさか交通事故はないでしょ?」と聞くと、石田師、すまして「そうね。ぶつかったって言ってくる人が多いけど、車じゃないよ。カバや野牛だよ。」

 「はぁ~?」とわたし 。(?_?)
 「あのね、夜、茂みの近くを歩いていると、カバがそのなかに潜んでいることがあってね。 急に人間が来るから、カバも驚いてね、急に飛び出してくるのよ。人間もぴっくりするけど、カバも慌ててね、人間にドチーンってぶつかるんだぁ。」

 「それで、病院へくるわけ?」 (;^_^A アセアセ
 「そう、先生、カバにぶつかったぁ、って言ってね、来るの。結構多いのよ、カバにぶつけられて怪我をする人が。」

 まぁ、ある程度、日本とは違うだろうな、という予感はあったものの、初めてこの話を聞いたときは 、正直なところ、かなりのカルチャーショックでした。f^ ^;

あれから、かなりの年数が経っていますが、いまだに多いんでしょうか、カバの当て逃げは? 


~カバの川、川のカバ~


 1981年1月に、励ます会の責任者、鈴木昌師が、石田師の働いている場所を視察に訪れました。 帰国後、様々な報告を聞いたのですが、その中で私が、一番印象に残ったのは、やはりカバ話でした。

 アフリカというと、やはりライオンとかキリン、シマウマの群れを思い浮かべるのは、私だけではないでしょう。(゜_゜)(。_。)

 鈴木師も、どのような動物が現地にいるのか、かなり興味があったようです。
石田師に聞いてみると、その辺りに多いのは、やはりカバとのこと。川へ行くと、カバが見られると聞いて、行って見たそうですが、見当たらない。~(・・?))アレ(((;・・)?アレレ

首を傾げる鈴木師に、石田師が一言、「そこにいるの全部カバですよ」
よく見ると、川の岩だと思っていたのは、昼寝をしているカバたちだったそうで、ということは、そこここに見える岩は全て カバ カバ カバ ... (^^;ゞ

 その辺り、ライオンやシマウマの生息地ではなく、ただただカバの生息地らしいです。
アフリカと言っても広いもの。
アフリカ中にライオンがいるわけではないのですね。``r(^^;)ポリポリ 


 

 

~愛犬は今どこに~


 動物ネタをもうひとつ。

これも、数年前に、一時帰国していた石田師と夕飯を食べてる時、突然石田師がボソッと言いました。
「今ね、家で犬を飼ってるのよ。日本に帰ってくるんで、近くに住んでいる宣教師に世話を頼んできたんだけど、もう食べられちゃってるだろうな。」(*0*;)

と言っても、宣教師が食べちゃってるのでは、と心配しているわけではなく、現地の人が、という事だったのです。

 だからといって、コンゴの人ってひどい、とは思わないで下さい。
内戦や、旱魃など様々な困難の中で、食べるものが十分でなかったり、貧困ゆえお腹いっぱいに食べられなかったりと、彼らにとっては、犬はおいしそうな肉にしか見えないのでしょう。

犬好きのわたしは、答えが怖くて、結局食べられていたかどうかはまだ確認していません。


 

 

~巨大冷凍庫~


 現地の人達は、普段キャッサバと呼ばれる芋を主食としているようですが、石田師は、その他、日本から小松菜などの野菜の種を持ちかえっては、自宅の前に植えて育てているそうです。 そこそこに収穫できるものもあり、これまた日本から持参したしょうゆなどで、味に変化をつけて、楽しんでいるようです。 肉はというと、ごくたまに、牛の半身を買って冷凍しておき、それを少しずつ食べるんだとか。σ(^◇^;)

 あっ、いえいえ、魚の半身ではなく、牛の半身です。 以前、確かその冷凍庫の写真を見せてもらいましたが、人間が入れるくらいの大きな冷凍庫に牛さんが 半分ごろんと寝ておりました。(;^_^A アセアセ

まだ、お疑いの方にのために、今度石田師にその写真をお借りできたら、ここにアップしたいと思っています。 


 

 

~水道っていいね~


 水はと言いますと、石田師が初めて行った頃には、川の水だったそうです。

川から泥水のような水を汲んできて、まず、それをそっと置いておくのですね。 気長に待っていますと、だんだんそれが沈殿して、下のほうに泥が、上のほうにはやや透き通った水とに分かれます。

その水をそ~っとすくい取って、ろ過器にかけるのだそうです。φ(.. ) さらに、ろ過したその水を煮沸してから飲料水や料理など、洗顔などに使うのだと話していました。

ただ、現地の人は川の水をそのまま使うため、赤痢などの病気が多く、衛生状態も良くないので、簡易水道ををつくったのだそうです。

 ところが・・・・・ なんと、一晩にして、水道の蛇口だけが盗まれてしまったのだそうです。(^-^;)

探してみると、無くなった蛇口は、現地の人たちの家の壁にしっかりとはめこまれていて、その前には、一生懸命蛇口をひねっては、首をひねっている現地の人たちがいたそうです。

 彼らは、それまで簡易水道をというものを見た事がありませんから、蛇口にヒミツがあると思ったのでしょう。 蛇口さえあれば、透き通った水が、いつでも自由に出てくると、そう考えたのですね。(*^.^*)

この話を聞いたときには、思わず笑ってしまった私ですが、よ~く考えて見ると、上水道が当たり前で、蛇口をひねれば、透き通った飲み水がでてくるのに何の疑問の抱かず、水の大切ささえ感じなくなってしまっている自分が、少し恥ずかしくなったのでした。